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『教育勅語』

教育勅語(原文)

おれ、近頃つくづく思うんだけどよ、おれの先祖ってすげー偉いんだぞ。
おれ様一家はおまいら奴隷国民共をいつまでもいつまでも支配できるようなチョーシステムを構築したんだ。そんでもって、おれの先祖さまはおまいら奴隷国民共を生かさぬように殺さぬように特に甘やかさないように上手くうまく支配してカモってきたわけだわな。
犬も魂消(たまげ)るようなおまいら奴隷国民の忠誠心はおれにとってメッチャ都合がいいんだよね。だからこれからもおれ様一家のために朝早くから布団と職場の間を往復してだな一生汗水垂らして働くんだぞ。
おまいらは放し飼いにしておくとロクなことをしないから、オヤジとオフクロの言うことは何を言われても良く聞いて、つまらん夫婦ゲンカなんてするんじゃねぇぞ。
取り敢えずフェミと社民党のオナゴは死ね
おれ様を尊敬し敬うことを片時も忘れずに朝から晩まで有り難く拝め、拝め。

おれ様の帝国をグレートにするために、せいぜい勉強しろ、分かってるのか山本義隆、帝国大学ぶっ壊しやがって、おまいの『磁力と重力の発見・3』磁力法則の数式はさっぱりわかりませんですよ、ま、とにかくおれ様の帝国のために丸裸で奉仕し、おれ様の決めたおれ様の法律は絶対破るんじゃねぇぞ。
もしも北朝鮮の不審船が突っ込んで来たりテポドンがふらふら落ちて来るような有事があったら進んでおれ様の奴隷として真っ先に死ね。身も心もおれ様に捧げるつもりで死ね。つまりこれだ「海ゆかばみずく屍、山ゆかばくさむす屍、大君のへにこそしなめ、かえりみはせず」って、しかし完全にクルクルパアだなあ,おまいらも、ヘニコソシナメだって(Pu

そうしておれ様の帝国をもっともっとグレートにするんだ。
お前ら奴隷国民どもは先祖代々、おれ様たち一家様の奴隷だったのだから、これからも忠実な犬の何倍も奴隷根性を発揮して働くんだぞ。
もちろんこのチョーシステムはアメ公なんて目じゃないグローバルなのさ。つまり世界征服も視野に入ってるってことよ。
すげえだろ?だろ?だろ?
大きな声じゃ言えないが我が家はけっこう、三菱軍需のPAシリだったりするんだよね、文句あんなら昔みたいに軍拡詔勅垂れ流すぞコノヤロ。
おまいら奴隷国民はおれ様のグレートな帝国の犬だということをこころから有りがたや有りがたやと思い込んで、おれ様の命令に死ぬまで従え。おれ様がおれ様がおれ様がおれさまだ。

明治二十三年十月三十日 指定グレート一家睦仁・三文判


上記の原文を口語体に直訳してみまスた。
「教育勅語」
 朕惟(ちんこおも)フニ、我カ皇祖皇宗(こうそこうそう)國ヲ肇(はじ)ムルコト宏遠(こうえん)ニ徳(とく)ヲ樹(た)ツルコト深厚(しんこう)ナリ。
 我カ臣民、克(よ)ク忠ニ克ク孝ニ、億兆心を一(いち)ニシテ世々(よよ)厥(そ)ノ美ヲ濟(な)セルハ此(こ)レ我カ國體(こくたい)ノ精華(せいか)ニシテ教育の淵源(えんげん)亦(また)實(じつ)ニ此(ここ)ニ存ス。
 爾(なんじ)臣民、父母ニ孝ニ兄弟ニ友ニ夫婦相和シ、朋友相信シ、恭儉(きょうけん)己(おの)レヲ持シ、博愛衆ニ及ホシ、學ヲ修メ業ヲ習ヒ以テ智能ヲ啓發(けいはつ)シ、徳器(とっき)ヲ成就シ、進テ公益ヲ廣(ひろ)メ、世務ヲ開キ、常ニ國憲ヲ重シ、國法ニ遵(したが)ヒ、一旦緩急アレハ義勇公ニ奉シ以テ天壤無窮(てんじょうむきゅう)ノ皇運ヲ扶翼(ふよく)スヘシ。是(かく)ノ如キハ、獨(ひと)リ朕カ忠良ノ臣民タルノミナラス又以テ爾祖先ノ遺風ヲ顯彰(けんしょう)スルニ足ラン。
 斯(こ)ノ道ハ、實ニ我カ皇祖皇宗ノ遺訓ニシテ子孫臣民ノ倶(とも)ニ遵守スヘキ所、之ヲ古今ニ通シテ謬(あやま)ラス之ヲ中外ニ施シテ悖(もと)ラス。朕爾臣民ト倶ニ拳々(けんけん)服膺(ふくよう)シテ咸(みな)其徳ヲ一ニセンコトヲ庶幾(こひねが)フ。
 明治二十三年十月三十日

  御名 御璽


しかしこの『教育勅語』って、
言ってる方も言われてる方も完全にっちゃってるよね、もう、アタマ大丈夫かよ、というよりアタマ付いてるのかよ、というレベルだネ。よくこんなシンナーがぶ飲みした気が狂ったようなことを言うよねえ。というより、こんなこと黙って言わせておく国民のマゾアタマはどうして作られたのか解明したいよね。


教育勅語(英文訳)
Know ye, Our subjects
Our Imperial Ancestors have founded Our Empire on a basis broad and everlasting and have deeply and firmly implanted virtue.Our subjects ever united in loyalty and filial piety have from generation to generation illustrated the beauty thereof. This is the glory of the fundamental character of Our Empire, and herein also lies the source of Our education.Ye, Our subjects, be filial to your parents, affectionate to your brothers and sisters: as husbands and wives be harmonious, as friends true; bear yourselves in modesty and moderation; extend your benevolence to all; pursue learning and cultivate arts, and thereby develop intellectual faculties and perfect moral powers; furthermore advance public good and promote common interests; always respect the Constitution and observe the laws; should emergency arise, offer yourselves courageously to the State; and thus guard and maintain the prosperity of Our Imperial Throne coeval with heaven and earth.So shall ye not only be Our good and faithful subjects, but render illustrious the best traditions of your forefathers.The Way here set forth is indeed the teaching bequeathed by Our Imperial Ancestors, to be observed alike by Their Descendants and the subjects, infallible for all ages and true in all places.It is Our wish to lay it to heart in all reverence, in common with you, Our subjects, that we may all thus attain to the same virtue.

The 30th day of the 10th month of the 23rd year of Meiji (1890)

(Imperial Sign Manual. Imperial Seal)



酔っ払いが道端で喚いているような『教育勅語』という性の欠片も無い与太を有り難がる卑屈な精神の歴史が今もこの国の隅々まで悪臭を放ち続けている。

羽仁五郎議員(歴史学者)が、議会での発言において、神がかり的な教育勅語の奉読風景を思い起こさせつつ、「この(教育勅語の)ため、国民があることを正しいことであるか、間違ったことであるか…自分で判断する習慣を失うことが非常に有害であった」と批判したことは有名である。

彼がそれについて、ある高校で講演した際、「羽仁先生は教育勅語は非常に有害なものであったといわれるけれども、あれに書いてあることは、兄弟は仲良くしろ、父母は大事にしろ、夫婦は愛し合えということだし、少しも間違っていないじゃありませんか」という質問を、ある教師が寄せたという。これに対して、羽仁は、相手が数学の先生であったので、「それじゃあなたは『朕思うに三角形の内角の和は二直角である』というふうになってもいいんだね」と尋ねたという。「それはちょっと違う」と口ごもったところへ、羽仁は次のように答えたという。

  三角形の内角の和が二直角というのはたしかに正しい。しかし、その上に『朕思うに』がつくと問題は別になってしまう。『父母に孝に、夫婦相和し、朋友相信じ…』というのは、三角形の内角の和は二直角というのと同じようなものだ。そして、これらの道徳を守れと天皇が命令しているのだ。 (和仁廉夫『歴史教科書とナショナリズム』)    

 教育勅語は、天皇(朕)が国民に対して「我が臣民」「なんじ臣民」「朕の忠良の臣民」などと臣民の語を繰り返し、天皇が一方的に命令する形式をとっている。天皇を神とし、国民はそれに仕える「臣民」に位置づけられ、「兄弟・夫婦は仲良くする」ことまで天皇が命じるものである。これは確かに、先の衆議院決議や羽仁五郎がいうように、国民の基本的人権を侵害し、主権在民の原則に反するものであろう。語られている「良いこと」にしても、文脈として、危急の際は天皇を助けるという目的へと結びつけられていることが問題である。また、男尊女卑の当時にあって「夫婦相和」すことがどのような負担を女性に強いるものであるかなど、社会的な文脈からも批判されねばならないだろう(高嶋伸欣『教育勅語』岩波ブックレット)。

『教育勅語』ほど人間の尊厳を否定し、精神の卑しさを強制する言説は他には無いだろう。
世界中から「教育勅語は言ってる方も、言われている方も恥という感覚が麻痺している。」「21世紀だというのに象徴などという訳の分からないものを頭にぶら下げないと一人では歩けない奴隷民族」などと言われているのは当然である。